今だから言える住宅ローンの話(その2・実家ローンと贈与税について)

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1万円札

私が連帯債務者となっている実家ローンですが、三井ホームの提携ローン元である○井銀行と十○銀行からは、「実家ローンの連帯債務を外すことができれば新規での借入が可能」との回答を得ていました。

まぁ、至極当たり前の話です。

しかしこの「連帯債務を外す」というのがまず難儀します。

実家ローンを組んでいる某金融機関は当初、連帯債務を外すことにかなり渋り、なんだかんだと理由をつけてきます。やれ「多額の贈与税がかかります」とか「行政書士に頼むため費用がかかります」とか。

いま考えればサボタージュとしか言いようがありません。他に代替案も示してくれないのですから。しかも多額の費用と言いながら、大体の金額も提示してくれません。もちろん税理士てもなければ行政書士でもないわけですから、きちんとした金額が出せないのは分かります。でも事例を示しながら「この時は○○円ぐらいかかった」ぐらいは言えるんじゃないでしょうか。

ネットで検索すると連帯債務を外したい場合、ローンを借り換えすることで対応が可能らしいことがなんとなく分かっていました。

実は実家ローンはもともと大手都市銀行から借り換えをして今の金融機関で借入をしているのです。

でも素直にまずは贈与税がいくら掛かるのかを調べることにしました。

贈与税とは財産を相手から贈与された場合、その財産に課せられる税金のことです。支払わなければ当然脱税になります。

で、調べてみると実家の建物のうち、1/2ずつを私の両親のものとなっていましたが、実家ローン借り換えの際に私を連帯債務者とするため、父親の持分のさらに1/10を私の持分としていました。

そして贈与税の計算のためには固定資産評価証明書に記載された評価額を知る必要があります。

そのどちらも把握したうえで、三井ホームの営業さんに紹介してもらった税理士事務所まで行きます。

ですが、贈与税の速算表が国税局のサイトに載っていることが分かったので、事前にこちらで計算してみました。

不動産評価額から基礎控除額の110万円を引いて・・・ってやってたら結局贈与税はかからないことが判明しました。

ただ税理士さんによれば、「借り換え時に1/10の持分を取得された時の詳細がわかるものがなければ、明確に回答できない」と言われました。ところがこのエビデンスが実家ローン借り換えの金融機関にないと言われ、回答が曖昧なままになってしまっています。

ですが、借り換えの時に贈与税を支払ったという話しを聞いたことがないので、恐らく借り換えの時も贈与税が掛からないような持分としたんだと思います。

金融機関側もそれを知っていたはずです。

にも関わらず今回再借り換えの相談をした際に「多額の贈与税がかかるかもしれません」と言ってきたことに疑問を感じざるを得ません。

どうにも手続きをとらせないための方便としか取れないんですよね。

いずれにしても「恐らく贈与税はかからない」ということが分かったので、次へ進むことになりました。


※あくまで私個人のケースです。同じような境遇であっても、微妙に違う可能性もあります。専門家に頼めるところは頼んだ方が安く上がる場合がありますので、あくまで参考としてお考えください。この記事を見て何らかのトラブルが生じても一切の責任は負いませんので、あらかじめご了承ください。

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